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<学習指導改善調査から見た今後の指導の方向性>
 夏休みに職員全員が6グループに分かれ、7月に行った学習指導改善調査について採点・分析を行い、今後の指導の方向性について検討した。

<第4学年>
(国語)
○何について聞かれているか理解するために、語句をしっかりと読む習慣を付けさせる。

○メモのよさ、メモの書き方を理解させ、主述を正しく書かせることに力を入 れる。

○文章と対応させながらメモの内容を読み取る活動や、メモを使って文章を書く活動を取り入れる。

○原稿用紙を使っての正しい書き方を復習する機会(段落分け、改行時の一字下げ 等)を設定する。

○目的や中心をはっきりとさせ、相手に伝わるように段落構成を考えてから文章を書く経験を積ませる。

(算数)

○計算のきまりを使って考えるような問題、およその数を使って考えるような問題を取り入れる。

○立式した内容を絵や図に表したり、ノートに説明を書いたりする機会を継続して取り入れる。

○友達に自分の考えを説明する機会を設けたり、説明の仕方のよい例を取り上げて全体で確認したりする。

○表やグラフの見方について理解させる。

○児童が目的意識をもって自発的に表やグラフをかいたり情報を読み取ったりする機会を、算数だけでなく他教科や総合的な学習の時間にも1年間を通じて取り入れる。

<第5学年>

(国語)

○段落ごとの要点や文の組み立てを考えながら読み、内容を正しく理解させるようにする。

○立場を明確にした話型・文型を活用して、意見文を書く学習を取り入れる。

○資料の内容を引用するだけでなく、自分の言葉に直したり、自分の体験と結び付けて書いたりできるようにする。

○効果的に記述する方法としてどんなものがあるかを理解させ、活用できるようにする。

 

(算数)

○答えを求めるだけでなく、その根拠を説明する(書かせる)場面を意図的に設ける。

○いくつかの単元・領域の内容を関連付けた指導を積極的に取り入れる。

○図形の定義や性質をしっかり覚えさせ、説明で使えるようにする。

○数式や具体的な数を用いながら言葉も加えて、詳しく説明できるようにする。

 

<第6学年>

(国語)

○音読を継続し、文章の内容や問題の意味などをしっかりと読み取る力を付ける。

○熟語の意味を調べ、活用する力を付けるためにも、辞書をいつでも使える環境を整える。

○作文の指導を段階的・計画的に行い、書き方を理解させる。

 ・必要な事項の取捨・選択

 ・「初め・中・終わり」の文章構成

 ・意見の記述の仕方(経験や経験を入れて書く、短所や問題点を指摘したり反論を入れたりして書く)

○国語だけでなく、他教科(社会、理科 等)や総合的な学習でも文章を書いて考えをまとめるときには、段落意識をもって書かせるようにする。

 

(算数)

○図と言葉と式を関連付けて考えさせる学習を継続する。

○図に線や矢印を書き加えたりする学習活動、自分で考えた順番を意識しながら言葉で表現させる学習活動を取り入れる。

○同じ問題でも見方をかえて指導する。

○式だけでなく、理由や根拠を明確にして、自分の考えを言葉や図で表すような場面を意図的に設定していく。

 ○問題文が何を聞いているかを読み取る力を付ける。

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